日本中のたくさんの猫たちと、たくさんの飼い主さんたちに愛されている「黒缶」。
実際にご愛用いただいているご家族に、猫のこと、黒缶のことについてお話をうかがいました。
東京都 miyocomさん
最初にわが家に来たのはサリーです。夫婦で立ち寄ったペットショップで一目惚れしてしまいました。実はそれまで猫と暮らしたことが無かったので、フードから食器、トイレなどあれこれ猫グッズを買い込んで、人間2人と猫1匹という生活がはじまりました。一緒に暮らしてみると本当に楽しいし嬉しい事も多かったりで、もう1匹くらい居てもと思うようになり、里親探しの保護宅 さんのところにいたビビが家に来ました。幸い相性も良く、ビビは他にも猫がいる環境で育ったせいか、先住でも年下のサリーの面倒を見てくれて、すぐ仲良くなりましたね。
チョコとちゃーすけは、私が近所で保護しました。チョコは子猫だったのでわりとすぐ慣れてくれましたが、ちゃーすけは成猫だったので大変でした。近所で見かけるようになった時はガリガリの子猫だと思っていたのですが、保護して病院に連れて行ったら2歳くらいと言われてびっくり。わが家で落ち着いてきてもまだ人間が怖いらしく、食事の時以外は押入れにもぐりっぱなしだったりしました。なでられるのは好きなので、一度さわれば嬉しそうになでられるんですけどね。
近頃は猫たち自身も慣れてきたようで、時々4匹が一緒にいるのを見ると本当に幸せな気分になります。さすがにこれ以上は増やせませんから、2人と4匹で楽しく暮らしていきたいですね。
なにしろ猫については初心者でわからないことだらけでした。
フードを手作りすることもあったのですが、栄養が偏らないか心配だったり、食べない子がいると「せっかく作ったのに」というショックが大きかったりで、カリカリをメインにするようになりました。
ただ、ある時いろいろと猫ちゃんのブログを見ていたら、有名なブロガーさんが黒缶をあげていたんです。そんな方が使っているのなら良いだろうと思って買ってみたら、良く食べてくれて。黒缶は、缶詰なのに総合栄養食ということも嬉しいですね。
それと、黒缶ってコンビニでも売ってますよね。チョコの時も、ちゃーすけの時も、近所で出会って何とかしないと、と思った時にコンビニで黒缶を買ってきてあげました。近所の人に怒られないかな、なんて思いながらも、痩せた子がおいしそうによく食べるのを見てほっとしましたね。もちろんお腹も空いていたんでしょうけど。
東京都 Yさん
最初の子、あばが家に来てから約1年8カ月(取材時)。猫を飼おうと探し始めた頃は猫の事なんて何も知りませんでした。きっかけは、父が犬を飼おうと言い出した事からです。犬よりも家の中で触れ合える猫がいいかなと。実は、母が4年ほど前に認知症と診断されまして、動物と暮らすのは認知症にいいかもしれない、母の気が少しはまぎれるんじゃないか、程度の思いつきでした。97歳の祖母が、実は猫が大好きだったことも初めて知り、じゃあ猫よと。そんな思いつきにつきあわされたあばは、我が家に来て40時間もトイレを我慢し、小さなハゲを3つも作りました(あば、大変だったね)。
若い時のあばは、他の猫と共同生活ができないほどの暴れん坊で、「あば」と名付けられたそうです。でも、私の家に来る1年前からは老人ホームの慰問に行くくらい落ち着いて、年をとった猫が落ち着いていていいよと言われて7歳のあばを迎えたのですが、本当にその通りでした。
あばが来てから、祖母が昔飼っていた猫の話題や、かつて母が通ってきていた野良猫にゴハンをあげていたことなど、家族で話をすることが増えました。同じ内容の繰り返しですけどね。そして、夜、母が人が変わったように爆発して怒ることが無くなったことには、本当に驚きでした。
大も、あばと同じ保護主さんの動物病院から迎えました。最初に見たときは、毛玉を取られて虎刈り状態。ガリガリに痩せていて目も細めに開いているだけの、なんだか猫に見えない生き物でした。でもケージを開けるとゴロゴロ喉を鳴らして擦り寄ってきて、猫はあばしか知らない私は、とても興味がわきました。
大のトイレの始末やお昼のゴハンは、母に頼んでいます。面倒を見る相手が居ることは、とても良いことだと思います。年をとっても、人には役割が必要なんですよね。祖母も母も、あばや大が目に入れば声をかけるし、仕草を見て、笑ったり、驚いたり、にぎやかになりました。
母の物忘れ自体は相当なものにはなりましたけど、他の問題行動が出ることもなく落ち着いた状態が続いているのは、ひとつは猫達のおかげとだと感じています。本当に猫に助けられている。猫の手を借りてるんです。だから、どこかで恩返しもしたい気持ちがあって、半年預かりならできると、ポッキー君を預かりました。
埼玉県 近藤さんご家族
この家を建てる時に、猫か犬を飼いたいねと家族で話していたんです。ただ私も夫も、それぞれ実家にいた頃は家に猫がいたので、やっぱり猫がいいなあと。そんなとき、私の実家が近くにあるのですが、そのそばで野良猫に子どもが産まれたという話をきいたんです。夫もかつて一緒に暮らしていたのがミケだったので「ミケだったら飼っていいよ」と(笑)。それでその子猫たちがある程度育った頃に娘が保護しに行ったのですが、4匹くらいいた中で逃げられずに唯一保護できたのが「みかん」なんです。
そのあとまた、野良家族のところで子猫が生まれたので保護しまして、それが「ゆず」です。ゆずは、体は大きいんですが人見知りで、お客さまが来るとどこかに隠れてしまいます。普段もほとんど鳴きませんし、おっとりと大人しいキャラクターです。
一番小さな「すだち」は、猫のコミュニティサイトで知り合った愛知の方の里親募集を見ていて気に入ったんです。夜の23時に帰ってきた夫をつかまえて、翌朝早く愛知まで迎えに行ってしまいました。
そう言えば、みかんは夫がパソコンのところにいると、モニターの前によく座っているんです。「みかんは里親になるから、子猫を探してるんだよな」なんて夫はよく言っています。すだちと出会った時も、みかんが熱心に見ていて本当にそんな風でした。
ゴハンは、いつも朝にウェットをあげて、日中は誰もいないことが多いのでカリカリを少し出しておき、夜にまたカリカリを足す感じです。ウェットフードは自然に水分が摂れるので安心ですね。でも、いろいろな面でバランスをとろうとドライと併用しています。缶詰はいろいろ試してみましたが、けっこう好き嫌いがあるんですよね。でも、黒缶は3匹ともよく食べるので自然に落ち着きました。パウチタイプもやっぱり、黒缶だとよく食べてくれますね。
キッチンに3匹分のゴハン皿を並べて置くんですが、みかんは男の子たち2匹をあまり好きじゃないようで近寄らないこともあり、ちょっと奥に離したりしています。すだちがみかんを追いかけるんですよね、一緒に遊びたくて。みかんは嫌みたいでたまに大騒ぎになっています(笑)。男の子同士は仲が良くて一緒に寝たりしてるんですけどね。みかんは(今日は出かけてしまっていますが)長男が大好きなんです。3匹の中で、布団で一緒に寝てくれるのはみかんだけなので、冬は家族で取り合いです(笑)。でもやっぱり長男がいいみたいですけど。